がんの治療費

久々の更新です。コロナ禍が続き、もううんざりです。仕事も遊びもモチベーションを維持するのが大変です。ところで今まであまり触れてなかったですが、誰もが心配な「がんの治療費」について綴りたいと思います。私の場合は若い時からがん特約付きの入院保険に入っていて、入院費についてはそれで賄いました。ところが最近のTVCMでよく伝えられているように、昔の保険は入院のみの補償で通院には補償がありません。実は通院にはとてもお金がかかります。薬代に検査代、それに交通費が馬鹿になりません。最近の抗がん剤は優れていますがとても高額です。ですから「高額療養費制度」はとても重要です。これは年齢や年収にもよりますが、通常の健康保険と組み合わせるとかなり助かります。最近話題になった薬に「キムリア」という薬があります。「がん免疫遺伝子治療(CAR-T療法)」と言われています。これは難治性の白血病や悪性リンパ腫に効果が高い治療法ですが、その治療に使う薬価が一回分で3千万円以上という、とんでもない薬です。まさに地獄の沙汰も金次第ですね。高額療養制度は基本的にかかった治療費が後からもどるという制度です。ですので一時的には病院に高額の治療費を支払わなければいけません。薬代だけではありません。ICUの治療も高額です。そこでそれを未然に防ぐ方法があります。あらかじめ高額になると分かっている場合、協会けんぽ等に申請し「健康保険限度額適用認定証」の交付を受けましょう。そうすれば、病院側の請求はあらかじめ還付分を差し引いた金額になります。年齢や年収によりますが、キムリアの例でいうと、3千万円が10万円以下になります。がんの治療もリーズナブルにこなしましょう。本人を経由せず、病院側と直接事務処理する自治体もありますので、お住まいの自治体のHPなどでよく確認しましょう。また、がんになってから一般の民間保険にはまず入れません。2人に1人が癌になる時代と言われてますので、保険を検討しましょう。(私は保険会社の回し者ではありません、あしからず)保険は通院補償がついたものがお薦めです。お金や仕事、家族のことを考えてうつ病を発症するがん患者も少なくありません。備えることが大切です。

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