玉川温泉湯治 その2
湯治2,3日後に出てくる全身湿疹は、玉川温泉においては体の悪い部分の発出と考えられている。つまり体内の毒素が出てくるということだ。だから、この過程はとても重要だ。ここで湯治をやめてしまうと意味がない。出し切ることが大切と言える。実際、私の場合は5,6日後には湿疹が消えていき、本来の目的である乾癬も症状が和らいだ。そして10日後には8割方消えてしまった。実はここに来る前、疑心暗鬼であまり期待していなかったけど、その効果に正直驚いた。そして、お隣りにある新玉川温泉ホテルの大浴場と合わせて2週間滞在したが、肌はとても綺麗になった。寛解と言えるだろう。この効果は帰宅後、約半年間有効だった。しかし、乾癬はそんな甘いものではない。完全寛解ではないのだ。だから1年後はまた苦しむことになる。玉川温泉の最大の問題は、交通の便の悪さにある。積雪期は道路が閉鎖される場合もあり、ちょいちょい行けるところではないのだ。だから仕事のある人は夏休みに有給もつけて思いっきり滞在してほしい。湯治はそれなりの覚悟が必要だ。幸いなことに玉川温泉自炊棟は料金が安いので、費用は抑えられる。ただ、人気があるので時期によっては予約は取りづらい。駐車場の車のナンバーをみると、日本全国から湯治客が来ていることが分かる。乾癬だけではなく、アトピーなど慢性皮膚病に悩む方はぜひ御一考願いたい。次は他の温泉地湯治について綴りたい。
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