多発性骨髄腫て何?

そもそも何で3週間もICUで生死を彷徨うことになったのか・・・職場で電話中に激しい痛みが襲った。胸がぎゅっと締め付けられような痛みだった。受話器を置き、胸を少し開いてみた。神経痛だと思ったからだ。しかし、より締め付けがきつくなったような気がした。でも少し休めば、引くだろうと気軽に考えた。しかし痛みはますます増していった。その日は早退し家に帰って休んだ。次の日の朝、事態は深刻だった。ふとんから起き上がることができない。痛みでトイレにも行けない。そのまま失禁した。これは大変なことになったと思った。重大なことが体に起こっていることは間違いなかった。会社を休み、妻に付き添ってもらい、なんとか近くのかかりつけの医院に行った。診察の結果、胃潰瘍の可能性があるので胃カメラとレントゲン、そして血液検査をおこなった。その日は痛み止めをもらい帰った。提携先の別の医院でCTスキャン検査も行った。その後、検査結果を聞きに行くと内蔵関係に特に異常がないものの、赤血球が異常に低い値で貧血状態であるとのことだった。先生は思い当たる病名があるので大学病院で精密検査を受けるようにと紹介状を書いてくれた。都内の大学病院の血液腫瘍内科で血液の精密検査を受けた。暫く待たされたのち、診断は明確に出た。血液のがんとのことだった。あっというまのガン告知だった。病名は「多発性骨髄腫」と言う。妻と顔を見合わせた。白血病なら有名なので知っているが、多発性骨髄腫?聞いたこともな病名だった。この病気について暫く書き綴りたいと思う。

骨髄の顕微鏡写真
紫の玉が骨髄腫細胞

筆者の運営サイト 日本温泉ネットワーク | スマート温泉ネット(スマホ版)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

多発性骨髄腫

前の記事

ICUの夢