サリドマイド副作用

悪魔の薬と言われるだけあって、サリドマイドの副作用はキツイ。私の服用しているのはブリストルマイヤーズ社から販売されている「レブラミド」という薬だが、これはサリドマイド誘導体で毒性は以前より緩和されているそうだ。誘導体とは一つの化合物の構造の一部を変化させたものだが、やはり催奇性はあり、妊娠は避けなければならない。この薬は多発性骨髄腫のほか、成人T細胞白血病リンパ腫や骨髄異形成症候群などにも使われる(どれも一般に馴染みのない病気ばかりですね)。管理は厳格なもので、日本のどの病院、薬局でも処方できる種類の薬ではない。若くて子供をつくる可能性がある男女には危ない薬で、医師も最大限の注意を払う。男性の場合も精子に成分がにじみだすそうだ。女性はより危険だ。ただし、多発性骨髄腫の患者の場合は50才以上がほとんどなので(私は現在64才)少し安心かも。ほかの副作用だが、私が最初にこの薬を飲んだ時は激しい四肢の痛みと痺れに襲われた。夜も眠れないほど痛む。足に痺れがでる患者が多いそうだが、私の場合は肩から腕にかけて強く痛み、また痺れた。痛みには反復があり、強くなったり弱くなったりを繰り返す。それでも我慢して一週間ほど飲み続けると痛みはほとんどなくなった。また近くの神経痛に効果のあるナトリウム強塩泉の日帰り温泉に通って痛みを緩和した。長く続くのは痺れの方で、朝方は手の先が冷たく感覚がほとんどない。パソコンを使う仕事なのでとても苦労している。現在は3か月ほど休薬をしているが、まだ痺れは取れない。ウィズ・コロナならぬウィズ・シビレになってしまった。気づいたことがあれば、また綴りたいと思う。

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